出雲レポ(2014.8.15〜18)

今回はネットで見つけた代理店の激安フリーパックで、航空券、宿泊、レンタカーをまとめて手配しました。旅先が都会でもなければ、空港で直接レンタカーは、かなり便利です。

米子鬼太郎空港にてレンタカーを借り、まずは境港は水木ロードに寄り道w 商店街が丸ごと鬼太郎ショップになってます。しかも店ごとに品揃えが違ってて凄い。

目玉おやじのお出迎え 妖怪神社 ねずみ男さん

ちなみに1日500円の駐車場が周辺にいくつかありますが、短時間の滞在なら市営駐車場がお勧めです。

美保関

一つ目の目的地は美保関。恵比寿信仰の総本山、美保神社です。行く途中に夫婦岩があったので撮影、方向的に、岩の間から日の出が拝めるんじゃないかと。

美保神社の感触はかなり良かった!夫も何か感じるものがあったみたいで、最初に行ったからという訳でなく、印象深い神社です。某N先生によると、美保神社をどう感じるかで〜〜〜とかって話もあるみたいですが、私はここまた来たいぐらい好き。

神社の脇から続く青石畳通りを通って、隠岐に配流になる後鳥羽上皇等が風待ちをしたという佛谷寺にも行ってきました。それにしても港のあちこちで売ってる焼きイカが安くて肉厚で美味い!

夫婦岩 美保神社 青石畳通り 美保関灯台

ついでに美保関灯台まで行って、隣のレストランでランチ。ここ、ビュッフェじゃないのにビュッフェなんですね。海鮮ランチは美味しかったです。日本海に面したフロアから、海の向こうに隠岐を眺めつつ食事できます。

華蔵寺

美保にも遺跡やら古墳やらあるわけですが、ここは時間が無いので一路枕木山頂の華蔵寺へ。地味なスポットながら、アプローチが素敵です。大きな岩の不動明王…古代には磐座だったのではないでしょうか。これが見たくて訪れました。少し先に行くと美味い霊水が汲める場所があるので、ペットボトル持参をお勧めします。

それにしても廃寺かと思ったほどボロいw いや一応出雲の神仏霊場20寺社に選ばれているはずなんですけどね。

あまりにも人気が無くて、本堂(閉まってる)に至ってすらもやばいとこ(霧も出てて、かなり異界っぽい雰囲気だったのです)に迷い込んでしまったかと思いましたが、社務所に置き書きの御朱印がお菓子の缶に置いてあった俗っぽさで、「ああ、人は居るな」と思いましたw そこで人が居る居ないで騒いでたら、奥から住職さんらしき人出てきたw

でもここの展望台はなかなか素敵です。私達が行った時には曇ってたけど、大山が薄ら見えました。天上の景色みたいです。

華蔵寺の不動明王 華蔵寺の鐘樓 展望台からの中海と大山

公式WEBでは抹茶とか、予約すれば精進料理が楽しめるそうです(あの住職さんが作るんだろうな…)

松江

枕木山から山側の道を延々と佐太神社に。主祭神の佐太大神とは猿田毘古大神♥なのだそうです。正中殿は修復中で少々残念。この後ろにある三笠山がもともと佐太神社があった場所なのだそうです。時間があれば三笠山の中腹にある母儀人基社にも行きたかったな。

佐太神社

この後松江市街に向かい、小泉八雲記念館と旧居跡を観て、月照寺の万灯会を覗いて一日目は終了。月照寺まで歩いていったら思いのほか遠かったです(-_-;

小堺

二日目は宍道湖を左手に見ながら、出雲市方面へ。途中で大野津神社と佐香神社(松尾神社)へ。大野津神社は小さくて御朱印もらえなかったけど、佐香神社は隣の宮司さんちに突撃して頂いちゃいました(^^; ここは酒造りの神様で、毎年10/13のどぶろく祭りには、宮司さん自ら造った酒を振舞われるとのこと。ここの手水は蛇口が酒樽型になってて可愛いです。

佐香神社 境内のお稲荷さんの狐 豊葦原瑞穂国

ここで予定に無かった一畑薬師に行こうと言い出す人が居たので、そのまま山頂に向かう。日本海まで見渡せる、かなりの絶景ポイントですが、雨と霧のせいか閑散(^^; 何故か目玉おやじとのんのんばあが居ましたよ。

目玉おやじ 一畑薬師 のんのんばあ

出雲

出雲大社の少し手前で車を止めて、まず出雲井神社に。ここは富家の重要な祖神の岐神を奉った社だそうです。八雲山のはずれに位置しています。この辺から俄かに晴れてきて、良いお天気に♪

いよいよ出雲大社に。この日は特別なんだか、通常閉まってるらしい八足門が開かれていて、楼門前まで行って参拝出来ました。でも八足門脇に神主さんがチェックしてて、露出の多い服の女の子が断られてた(^^;

出雲井神社 出雲大社 八足門

稲佐の浜は海水浴場になってました。ここで天孫族が出雲族に「否、然」と迫ったから「いなさ」の浜だという説があるのですが、大国主が黄泉に入ったその場なのかもですね。綺麗な海だったので、足だけパシャパシャ入って遊んできましたw

そのまま日御碕神社まで海沿いを気持ちよくドライブ、日御碕神社はいかにも格式の高い素敵な神社でした。日本の夜を守るといわれています。灯台まで上がっていく道にサザエの壷焼きとかイカ焼きとか、買い食いできる商店が並んでます。

時間が押してしまったので、鰐淵寺まで行くのは諦めて、少し離れた富神社に向かいます。でも国道9号が混んでいて、斐伊川を越えるのに時間かかってしまい、何とか到着したのは17時前。社務所開いてるかな〜と焦ったのですが…社務所、そんなものはそもそも無かったよorz

敷地はそこそこ広いんですが、実に地味な神社でございました…。周囲は新興住宅地的な殺風景な整地がされて、あんまり優遇されてません。千家から見たら調伏対象だし?出雲ガイドにも絶対載りません。でもここは古代出雲神族(富家)が代々守り続けてきた、重要な神社であることは間違いないと思われます。

稲佐の浜 富神社

しか〜し、現在の宮司さんは富さんじゃないらしい…。実は由緒書に電話番号が書かれていたので、携帯から電話してみたのですが、車で30分ぐらい離れたところに住んでいるらしいK日さんでした。御朱印…orz

この日の宿は出雲駅隣接だったので、早々にチェックインして、出雲駅前で賑わってたキャンドルナイト(送り火的な何か?)と盆踊り大会に行って遊びました。商店街に色んな意味で超怪しい古書店がありましたよw

石見銀山

三日目は石見銀山へ。駐車場の近くで電動自転車を借りて龍源寺間歩(銀の坑道)まで2.5キロ。電動自転車、初めて乗ったけど凄い楽!あれは悪魔の乗り物ですw 自転車置き場に無料のガイドさんが居て、ついていくと、色々楽しく説明してくれます。

間歩も面白いけど、鉱山町の風情ある町並みがヒットでした〜。

石見銀山 鉱山町 城山神社

城山神社も御朱印もらえなかったなぁ。

須佐神社〜雲南遺跡

午後からは雲南の須佐神社に向かう。出雲市街から少し離れた山中にあるのに、意外と参詣客が多かったです。素鵝川を挟んだ対岸に、新しい温泉施設があるせいだろうか。

ちなみに須佐之男命の終焉の地と謂われている由緒ある神社です。須佐之男命の本宮とも謂われています。

須佐神社

さてここから再び出雲方面に戻ります。実は朝山神社と岩根寺にも寄りたかったのですが、時間的に厳しいので断念。荒神谷遺跡に直行します。

荒神谷遺跡といえば剣やら鉾やらザクザク発掘されたかなり有名な遺跡…だと思ってたのですが、何この閑散っぷり。博物館も小ぢんまりしていましたが、きっと施設が出来た頃は賑わったに違いない(涙)

お次は加茂岩倉遺跡です。ここも気になっていた遺跡!しかし恐ろしく辺鄙な場所にありますw この遺跡が出たおかげで農道計画が頓挫してしまったらしいですが、まあこうして観光客がわざわざ行くので良しとしてもらおうw 荒神谷も加茂岩倉も、銅鐸の車止めが可愛い!

荒神谷遺跡 加茂岩倉遺跡 車止めが可愛い

このエリアには他にも女夫岩遺跡とか石宮神社とか、菅原道真公生誕地とか行ってみたかったのですが、やっぱり時間が無くて断念。もう加茂岩倉遺跡を後にしたのは17時をまわっていたので、そのまま玉造湯神社に寄って行く事にしました。

玉造湯神社の御朱印は置き書きでした…社務所開いてたのに。出雲ってこれだけ由緒ある神社があるのに、置き書きが多いのはなんでだろう。その場で押して書いて貰えないと少し残念な気持ちになるのは私だけ?

須賀神社〜奥宮

出雲四日目は朝一で須賀神社に向かいました。ここは山中にあり、公共機関で行くには難易度高いです。でもとても名前の通り清々しく、奥宮と併せて良い神社。大社の神域も八雲山だけど、こちらも八雲山なんですね。

須賀神社から八雲山の奥宮まで、徒歩だと2kmありますが、奥宮の手前まで車で行けます。そこから400m程度の山歩きですが、途中小さなせせらぎが手水になっていたりして、とても気持ちの良い場所。磐座の前に立つと感慨もひとしおです。

でもこの奥宮参道入口から手水まで、何か居るかも。

須賀神社 八雲立つ 奥宮の手水 磐座

ここが古代の聖地か〜。

八重垣神社、神魂神社、出雲国庁跡

八重垣神社では神社界最古といわれる、素戔嗚尊の壁画を観ることが出来ますが、残念なことにほとんどの人はスルーです。こんなアホみたいに有名な壁画が生で観られるというのに〜っって、なんだか呪われてそうな画なんですが(^^;

奥の院の佐久佐女の森も、実際には何があった場所なのかな。すぐその脇にある鏡の池には、女性が多く来て賑わってました。よくメディアで取り上げられる婚期占いはここなんですね。

神魂神社は八重垣神社と違って、森に囲まれた丘の上にある、厳かな雰囲気の神社でした。この丘の裏手に回ると磐座があるらしいけど、高校の敷地内なので通常は入れないと思われます(残念;;)でもさりげなく意味深げな横穴があったり、天穂日命が降臨した時乗ってきたとかいう鉄釜があったりして、静かに盛りだくさんで面白いところです。

神魂神社のすぐ近くにある、八雲立つ風土記の丘に立ち寄って少し休憩。ここでは古墳時代や卑弥呼の衣装、貫頭衣などを借りてコスプレ出来るそうなので、その辺楽しめそうな友達と再訪したいですw

八重垣神社 佐久佐女の森 神魂神社 出雲国庁跡

出雲国庁跡&六所神社に立ち寄りましたが、人、居な〜い!ここでも御朱印貰えず(^^; 国庁跡からは茶臼山(神名樋野)がよく見えます。やっぱり真名井神社&真名井の滝にも寄って来ればよかったな。後日行かれる方は是非行ってきてください。

黄泉の国

黄泉比良坂はあまり観光ガイドに載っていなくて、位置を特定するのに少し手間がかかりました。ま、確かに観光地にするにはあまり縁起の良い場とは言えないのかも(^^;

この辺りには伊弉冉命を奉った立派な神社が多いですが、雰囲気はどこも「陰」ですね。揖夜神社は大社造になっているそうですが、その内部の向きが逆になってるそうで、その理由が大いに知りたいものです。

実際の黄泉比良坂は、多分の田圃を横目に見ながら駐車場に至るまでの緩やかな坂(側に普通の民家もあるような道)なんじゃないかと思います。千引の岩は駐車場のすぐ上にあるのですが、昔は整地されていない緩い丘だったんじゃないかと。鬱蒼とした森に坂道が続いていたので(こちらが伊賦夜坂)行けるとこまで行ってみたら、いきなり民家のある車道に出ました。たいして広くない。確かに昼なお暗く、あまり人が好き好んで入る雰囲気ではありません。

揖夜神社  黄泉比良坂 千引の岩 伊賦夜坂

その後は飛行機の時間もあるので余裕をもって米子に移動したら、夕方思ったより時間があり(弓ヶ浜半島をかっ飛ばしたせい)、行きに入れなくて心残りだった水木しげる記念館に入ってきましたw

以上、3泊4日出雲旅の概略でした。全体的にまだ廻りきれてないので、リベンジしたいです。

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